オブジェクト指向の特徴は
開発対象となるシステム化対象領域を、
「モノ」に着目してオブジェクト単位で分割します。
近年のシステム開発では、
開発期間のスピードと品質、
システムの仕様変更に伴う
コストの削減が求められています。
この問題点に対応するには、
システム開発において、
下記のことを実現すべきとされています。
- 以前に作成プログラムを再利用する。
- 大勢のエンジニアで共同開発を行う。
- プログラムの変更箇所をいち早く特定して対応する。
もしシステムを強大な1本のプログラムで
構築していたらどうなるでしょう。
上記の3つを実現するのは、
非常に困難です。
しかしシステムを管理しやすい単位で分割し、
それらを組み合わせる形式で構築すれば
上記の3つを実現することが可能になります。
オブジェクト指向の特徴は
開発対象となるシステム化対象領域を、
モノに着目してオブジェクト単位で分割します。
私達の身近なところにも
オジュジェクト指向というものがあります。
仮に同じ工場で
小さなネジの一本の製造から
車体完成までやっているとしましょう。
作ることは不可能ではないです。
しかし同じ車種でも色やグレード、
オプションによって内装や性能が違ってきます。
その都度、ネジ一本から
車体完成までのレーンを増やし
製造するとどうでしょうか。
莫大なコストに効率も悪く、
不具合や変更箇所があった場合は、
とても対応はできません。
しかし、実際の車の製造工程はどうでしょうか。
共通で使用される小さなネジや部品は、
技術がある下請けの町工場で製造される。
また別の専用工場で、
その部品とパーツを組み立てることによって
ハンドルやエンジンなどの一部が製造される。
最後の工場で、
その車に合ったハンドルやエンジンを
組み立てることで車が製造される。
このような組み立てが
おおまかなオブジェクト指向にあたります。
では実際に特徴的な
3つの要素についてふれていきますが
わかりやすいように
別々に説明していきます。
下記をクリックすると、
詳細な説明ページにとびます。
オブジェクト(object)
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